
◆ ヒートアイランド化の抑制効果
使用しているスナゴケは自重の約20倍もの水を保つことが出来ます。大気の乾燥に対し、体内の水分を蒸散して生命を守ります。
このような、スナゴケの保水性と蒸散効果はヒーアイランド化の抑制に有効であることが分かってきました。
◆ 省エネルギー効果
苔で屋上緑化を行うことにより、夏の温度上昇の軽減、また冬は保温効果により、空調エネルギーが軽減されます。
・メッシュパネルシステム(財)建材試験センターより
・夏と冬の温度データ
◆ CO2吸収と炭素固定化
コケは他の植物と同様に炭酸ガス同化作用により、炭素を体内に固定化する働きを持っています。一般の植物は体内に固定化した炭素を落ち葉や枯れにより土中で腐食したり、都市の中では焼却されることにより、大気中にCO2を還元していきます。その結果CO2の吸収と排出の収支は概ね1:1であると言われています。
ところが無機質上に生育できるコケは腐食化の進行が極めて緩やかであるため、炭素を固定したまま堆積していきます。
このことから、コケは長期的にみると他の植物に比べて炭素の固定化度が著しく高いと言えるのです。
◆ 建築物の保護効果
コンクリート・防水層・塗装材の劣化は紫外線や赤外線による温度差が原因と言われています。この劣化を防止するには植物を被覆するなどの手段が有効であるとされています。コケ植物を設置することによって、紫外線は遮断され、温度変化に伴う建築物の伸縮を抑えるなどの劣化軽減効果を生じます。このことは建築物の耐久性を向上させる重要な条件の一つです。
◆ 生態系の復元効果
コケも緑化を示す植物の一つですが、コケによる環境緑化とは一般的に言われる「緑色」を対象とする緑化とは異なり、必ず「緑色」を提供するものではありません。初期の生育層を提供することによって、その場の環境域に環境形成作用がおこり、各段階の遷移層の初期的生態系を復元・回復・改善させるなどの効果をもたらすのです。
